
遠視・近視・乱視などの屈折度数や角膜のカーブを測定する装置でです。視力検査の前や白内障手術の前に使用します。
他にも角膜に空気をあてた瞬間の眼の硬さや角膜の厚さを調べることができます。何度か測定して平均値を調べます。
角膜・水晶体・隅角の詳細な情報を得られる最新の前眼部解析装置(前眼部OCT)です。2021年にバージョンアップし、非接触で短時間に前眼部の3次元撮影が可能です。角膜屈折力、収差を分析し眼内レンズの種類を決定することでより高度な白内障手術を可能とします。また乱視矯正眼内レンズの術後評価やICLのレンズサイズの決定、緑内障の方の前眼部観察にも有用です。
近視・遠視・乱視以外の屈折異常のことを高次収差(不正乱視)といい、その状態を測定する装置です。角膜疾患、ドライアイ、屈折矯正手術の他覚的な見え方の評価以外に白内障手術で使用する眼内レンズの種類を選択するために使用しています。
白内障手術の際に挿入する眼内レンズの度数を決定するときに使用します。OA2000を導入し、LASIK後の白内障手術でもより飛躍的に度数決定の精度が上がり、白内障混濁が強い方でも測定が可能になりました。
超音波を用いて眼球の奥行を測る機械です。白内障手術の際に挿入する眼内レンズの度数を決定するときに使用します。
UMB(超音波生体顕微鏡)は、光学的検査では観察が困難な眼球前方の部分(隅角・虹彩・毛様体から周辺網膜まで)の精密な形態観察が可能です。硝子体出血などにより眼底が見えない場合の精査にも用います。
角膜内皮細胞を撮影する装置です。コンタクトレンズの長期装用者の検診や眼内の手術前後に撮影します。
網膜に光を当てたときに発生する電位変化を記録し、その波形から網膜の働きが正常かどうかを他覚的に測定する装置です。
レーザーの光を用い、前房からの散乱光強度を測定することで眼内の炎症の程度を調べることができます。白内障の手術前後にも使用します。
OCT(光干渉断層計)
は網膜や脈絡膜、前眼部(角膜、隅角)の断層写真を撮影する装置です。今では網膜疾患や黄斑部病変の診断や治療に欠かせなくなりました。また緑内障の極早期の変化を捉えることも可能です。
眼底のカラー写真を撮影するカメラです。造影剤を用いた蛍光眼底造影検査にも使用します。
視野(見える広さとその感度)を調べる機械です。視野検査は緑内障の診断や経過観察には欠かせません。頭蓋内や視神経などの疾患でも使用します。
白内障・緑内障など手術室で行う手術では、より細かいところが観察できる顕微鏡を使用しています。
糖尿病網膜症、網脈静脈閉塞症、網膜裂孔などの疾患で網膜を光凝固するための装置です。最新の装置は一度に複数の場所にレーザーを照射でき、従来よりも短時間で痛みも少なく治療することが可能です。
後発白内障や緑内障治療に使用します。後発白内障の治療は外来で行うことができ、レーザーの照射は数分で終わります。